



宅建は人気資格ということもあり、市販でたくさんの教材が売られています。
その中でどの教材を選んだら良いのか、何冊くらい必要なのか迷ってしまいますよね。
ここでは私が合格までに使った教材だけを紹介します。
私はほとんど独学で宅建士に合格しました。
「ほとんど」というのは、本試験2か月前に直前対策の講座に受講したからです。
勉強期間の8割は独学によるもので一回目の挑戦で合格をしています。
実際に使った教材のみを紹介するので教材選びの参考にしてみてください。
宅建士の独学用おすすめテキスト+問題集など


私が使った6冊
- マンガ宅建 1冊
- テキスト 1冊
- 過去問題集 1冊
- 直前対策問題 3冊
教材の中で重要度の高いものから順番に紹介します。
テキスト
独学するのに一番重要なのが基本テキストです。最初から最後まで使うテキストなので実績あるものを選びました。
このテキストの良さ
- 科目ごとに分けて持ち運べる
- スッキリまとまっていてわかりやすい
- 本試験で出題された部分が一目でわかる
このテキストは文句なしの最高のテキストです。
宅建は出題範囲が多く教材が重くなりがちです。ですが、このテキストは4冊に分割して持ち運べるように工夫されています。
大きさもA5サイズで(高さは500mlのペットボトルと同じ)なので常に持ち運びが可能です。
『空いた時間にちょっと勉強』が可能なテキストになっています。
さらに、おすすめポイントがもう1つ!
過去の本試験に出たところにアンダーラインがされていて、どこが重要なのか一目でわかるようになっています!
本試験に何度も出題されている内容が丸わかりということです!
アンダーラインを重点的に勉強すれば簡単に得点アップですから、まずこのテキストだけは覚えておいてください。
過去問題集
12年分の問題がつまった過去問題集です。テキストについで独学には必須の教材です。
この過去問題集の良さ
- 解説がとてもわかりやすい
- 過去12年分がたっぷり収録
- 問題と解説部分が分割できる
解説のわかりやすさは飛びぬけてわかりやすい過去問です!
問題にたいして解説があるのは当たり前ですが、この過去問は4択すべてに細かく解説がされています。
なので、なぜ間違ったのか明確に知ることができて理解につながる過去問になっています。
私はこの過去問でちょっと変わった使い方をしていました。
問題と解説部分が分割できて使いやすいようになっていますが、もっと使いやすくするために1年分ごとに問題集を切り取って使っていました。
問題と解説、合わせても20枚くらいで、満員電車でも勉強できるくらいコンパクトになります。
教材をキレイに使いたい人にはちょっと向かないですが、そんな使い方もできるので参考にしてみてください。
予想問題集3冊

※2022年版は6月頃の発売予定
これは本試験と同等レベルの問題がつまった予想問題集です。
本試験でどれくらい出題問題が的中したかを各社本気で競い合っています。
なので最低でも1冊は解いておきたい問題集です。
その中で一番のおすすめは「TAC直前予想」です。
毎年高い宅建合格者を輩出している大手TACの出版で本試験に近い文面の問題が特徴です。

ちょっと残念
ユン
ちょっと残念な点といえば、予想問題集が販売されるのが少し遅いこと。
完成度が高いだけあってじっくり予想されているのかもしれないので、販売されるのをゆっくり待ちましょうw
私がなぜ3冊も買ったのか?というと、私の勉強のやり方にあります。
- いろんな問題を解いてみたい
- 同じ問題を繰り返すと飽きやすい
- 同じような問題でも文章が変わると解けなくなる
つまり応用力をアップさせるために必要なのが予想問題集というわけです。
私と同じような考えの人は3つとも選んでおくと良いと思います。
マンガ宅建
私の正直な意見としては、マンガ宅建はあってもなくてもOKです。
私は宅建を勉強し始めるときに、いきなりテキストを勉強する気になれなかったので最初の一冊としてこちらを選びました。
この本に向いている人
- 楽しく学びたい
- 勉強期間に余裕がある
- 宅建の全体像をさくっと学びたい
実際に読んでみて思ったことは、マンガ形式で宅建を学べるので、スムーズに宅建を勉強するきっかけを作ってくれました。
マンガで勉強できるの?っていう意見も聞こえてきそうですが、その点は問題ありません!
マンガ形式ですが、宅建の用語がたくさんつまっていて楽しさと難しさを合わせた本になっています。
宅建がどんな時に役立つのか、宅建の重要な要素などがまとめられているので、余裕のある人はここから始めてほしいと思います。
注意点として、このマンガ宅建だけで合格するのはほぼ不可能なので、入門書として使ってくださいね。
失敗しない教材の選び方


失敗しない教材の選び方を3つ紹介します。
選び方① 最新の教材を使うべき
中古で宅建の教材が出回っていますが、1年でも古い教材は使うべきではありません。
理由は法改正が頻繁にあり、試験問題が変わってしまうからです。
法改正とは、法律が変わることをいいます。
不動産業界のルールや道路・建物の基準が毎年変わります。
それに合わせて宅建の試験問題が作られるので、テキストや問題集にも影響が出てきます。
古い基準のまま覚えてしまうと点数を取り損ねてしまう可能性があります。
宅建は50点満点の試験で、近年35~38点が合格ラインになっていて高い点数が要求されます。
宅建は点数が取れるようになればなるほど、得点するのが難しくなります。
合格点の35~38点になるころには1点取るのがとても苦しくなってきます。
そんなとき、得点できたはずの問題なのに古い教材が原因で失点しては苦労して勉強している意味がありません。
宅建は1~2点を争う試験ですから、必ず最新の教材を使うようにしてください。
選び方② 薄いテキストは避ける
薄いテキストは選ばないようにしてください。それはネット販売だけじゃなく、書店で売られているテキストであっても注意が必要です。
試験範囲が省略されていて内容不十分なことがあるからです。
販売しやすいように作成者が意図的に薄くしていることがあり、書店でもこのような本をときどき見かけます。
宅建は人によって勉強期間が異なりますが、およそ4~9ヵ月です。中には何度も試験に落ちてしまう人もいますから、トータルするともっと長くなる人もいるでしょう。
その試験範囲をカバーするテキストはそこそこの分量になります。
つい薄くて読みやすそうなテキストを手に取りたくなるものですが、そこはぐっとこらえ合格実績のあるテキストを選ぶべきです。
そのような失敗を避けるためにも私が実際に使った教材であれば、私自ら実証済みですので自信をもっておすすめできる教材になっています。
選び方③ 持ち運び便利
持ち歩きは一切考えていないという人は気にしなくて良い内容ですが、職場や学校など持ち運びを想定しているのであればコンパクトな教材がおすすめです。
コンパクトであればいつ、どんなときでも勉強ができるからです。スキマ時間に1ページ読むだけでも勉強になります。
コンパクトと言ってもA5(ハードカバーサイズ)くらいあれば小さすぎず、ちょうど良いサイズです。
このくらいの大きさなら女性のハンドバックにも収まります。
(青山のオシャレ女子がファッションで持つハンドバックは想定してないので、そういう人は男性に本を持たせてくださいね)
私自身コンパクトな教材は好きで
- 満員電車
- 待ち合わせ
- 飲食店の待ち時間
1分でもあればテキストを読んでいました。
分割できる教材であればテキストに限らず問題集でも同じことができます。
スキマ時間をうまく使うことで宅建の合格に近づけます。
宅建士を独学で合格するための2ステップ


宅建は本試験レベルの実力をどれだけ早くつけるかで合格の可能性が決まります。
例えばあと3か月しかないのに過去問題集を開いた時に「まったくわからない」状態では合格の見込みが薄いわけです。
独学は一人でひたすら勉強モードになるので他の人がどこまで進んでいるのか、実力をはかる機会がありません。
私も独学だったので経験がありますが、勉強ペースが良いのか悪いのか判断できず不安になります。
これから独学をする人のために宅建の進め方を解説します。
本試験レベルの実力をつける独学のステップはたったの2つ!
ステップ① 基礎を積む
ステップ② 問題集を繰り返す
これが合格への簡単2ステップです。私の実体験をもとに話します。

ステップ① 基礎を積む
宅建の勉強はここから始まります。
使う教材
- マンガ宅建(なくてもOK)
- テキスト
主にテキストで基礎知識を積むことになります。
テキストをしっかり理解することで本試験問題にある程度対応できるレベルになります。
私の場合、テキストを1周読んでから過去問に進みましたがまったく解けませんでした。
そしてテキスト2周目を終えたときにようやく過去問を始められる知識がついてきました。
それでもまだ細かい内容は覚えきれていないので、本試験直前までテキストは使い続けることになります。
ステップ② 問題集を繰り返す
テキストをある程度理解すると『ステップ②の問題集を繰り返す』ゾーンに足を踏み入れることができます。
具体的には
- 過去問題集
- 予想問題集
これらに挑戦するレベルにきます。
テキストを読んだあといきなり過去問に進んで大丈夫?と思うかもしれませんが、まったく問題ありません!
過去問は全部が難しいわけではなく「解ける問題」と「解けない問題」が出てきます。
その「解ける問題」を解答しつつ「解けない問題」は解説とテキストを見返しながら実力をつけるようにします。
こうすることによって、実力がメキメキ上達します!
ポイント
テキストで基礎を積んだら本試験レベルの問題にひたすら挑戦!
まとめ



私が合格までに使った教材と使い方の説明でした。
宅建のテキストを紹介しているサイトは多くありますが、実際に合格までに使った教材を公開しているサイトはあまり見かけません。
ここで紹介した独学の教材は合格できる証明ができたものなので、参考にしてもらえると嬉しいです。
勉強のやり方は人それぞれなので、私のやり方をマネしなくても大丈夫です。
勉強は自分のやりたいように進めるのが一番心地よいものですからね。
宅建は独学で合格できる資格です。
宅建取得後にやりたいことがあると思うので、そこに向かって頑張ってください。
独学だけで不安な人は独学と講座を組み合わせた勉強法もいいですよ。
宅建士合格
ユン