- なるべく安く抑えたい
- 独学したいけど不安がある
- 合格レベルの実力をつけたい
このすべての悩みを解決するのが、私が実践した
✅独学(勉強前半)
✅講座(勉強後半)
を組み合わせた勉強法です。
この勉強法により、私は宅建を1回目で合格しました。
宅建士を目指す人にとって、両方の良いとこ取りの方法になっているので、勉強の参考にしてみてください。
独学と講座を併用した勉強法


独学と講座を併用した勉強法とは
基礎知識 ⇒ 独学
応用知識 ⇒ 講座
両方を併用した勉強法です。
具体的なスケジュール
勉強開始~8月 独学
8~10月 講座
10月 宅建試験
独学期間では市販のテキストを使って基礎知識をマスターさせます。
講座では基礎講義に申し込む必要はないので、本試験に向けてテスト形式の講義に申し込みをします。
そうすることで
学びやすい基礎知識は安価で済み
+
本試験に向けての応用知識は講座で実力を伸ばす
良いところだけを取った勉強ができるというわけです。

なぜこんな勉強法に?
ユン
私は当初、独学だけで本試験に挑むつもりでした。ところが、ある日から点数が思うように伸びなくなってしまいます。
そこで途中から講座に通って実力をつけようとしたため、このような勉強ルートになってしまいました。
なので現在独学で頑張っている人にも使える方法です!
独学と講座を併用した勉強法の効果
この勉強法がどれくらい効果を発揮するのかまとめました。
試験の結果:一発合格
試験の点数:合格点+1点
勉強開始:2月
勉強時間:250時間
費用:46,860円(税込)
費用の内訳は後半で公開します。
大手の資格のスクールが提供しているフルコース受講は15万~20万円なので、比較すると価格は抑えられています。
勉強時間に対してかかった費用から考えると、併用した勉強法は候補に入れても良い選択肢と言えそうです。
一般的な勉強開始時期は4・5月頃が多いのに対し、私は2月からなので少し早く始めています。
これは講座に通う計画をしていなかったので、ゆっくりと勉強をしたかったのが理由です。
ゆっくり勉強したい人は1・2月くらいから始めると良いと思います。
合格に向けた勉強方法


基礎知識をたくわえる独学期間にどのレベルまで達している必要があるか気になりますよね?
体感としては、本試験レベルの問題を60%は解けるようにしておかないと講義についていけなくなります。
過去問なら50問のうち30点が目安です。35点あると余裕が出てきます。
講座の難易度は[本試験よりちょっと下~本試験レベル]なので決して簡単ではありません。
独学期間の勉強量
講義を受けに行くまでの独学期間中におこなった私の勉強量はこのとおり
【独学期間:2~8月】
- マンガ宅建 1周
- テキスト 2周
- 過去問12年分 2周
これくらい勉強しておけば、講座を受けに行ってもついていけるようになっています。
ただ、これくらい勉強しても新しい問題を解こうとすると30~35点程度です。
本試験の合格目安は35~38点なので、安心して受かるにはもっと勉強が必要になります。
講座期間の勉強量
講座に通い始めて~本試験までの勉強量はこのとおり
【講座期間:8~10月】
- 講座の問題(8回分)
- テキスト 3周目
- 過去問12年分 3周目
- 予想問題集 3冊
このくらい勉強すると合格ラインに到達します。
実際、私はここに書いた以外の勉強はしていないので、ある程度参考になると思います。
この勉強量で本試験の合格点+1点ですから、もっと安心して合格ラインに達したいならさらに勉強が必要ということになります。
最低でもこのくらいは勉強できるように計画をしておいた方がよさそうです。
独学・併用・講座の比較


【独学と講座を併用したときの内訳】
独学 教材6冊 13,860円
講座 全8回 33,000円
合計 46,860円(税込)
私が実際に使った6冊の教材はこちら記事で公開しています。
勉強期間の後半で受講したコースは『答練パック』といってテスト形式での講座でした。
大手の通学コースだったため結構お高めです。
こうして料金を比較してみると、併用は大手の通学タイプと比較するとかなり安く抑えられますが通信講座と比較すると意外にも中間くらいです。
独学期間で波に乗れずに失敗するリスクを考えると、もう少しお金を出して始めから通信講座で合格を確かなものにする選択肢もアリかもしれません。

大手通学講座のポイント
ユン
私が受講したのは、資格の学校の大手であるTACの『答練パック』コースです。
問題と解説の時間を分けて講義をしてくれるもので、テスト形式のため自分の順位や偏差値もわかります。
自分がどの順位にいるか一目でわかるので、焦りとやる気がかき立てられました。
独学と講座の併用のメリット・デメリット


まずはメリットから見ていきましょう。
独学と講座を併用したメリット
メリット
- 自分のペースで勉強ができる
- 大手講座の初学者向けコースより安い
自分のペースで勉強できるのが最大のメリットです。
私は宅建を初めて勉強するのに、苦手意識を植えつけずに勉強を進めたいと思っていました。
2月からゆっくり勉強を始め、徐々に勉強時間を増やすことで勉強のツラさをやわらげることに成功しました。
このように好きなタイミングとペースで勉強できるのが、独学と講座を併用した最大のメリットです。
独学と講座を併用したデメリット
デメリット
- 基礎学習が間に合わないと不合格一直線
- 通信講座によっては価格差があまりない
- 手厚いサポートが受けられない場合がある
本音をいうと、宅建は基礎知識を独学するだけでも結構苦労します。
専門性の高い不動産の資格なので、教えてもらいながらの方が効率的なのは言うまでもありません。
応用問題だけの講座に参加して感じたデメリットとして「手厚いサポートが受けられない」ということがあります。
基礎講座から受講してた人たちにだけ配られるプリントや参考書があったり、違いがみられました。
このあたりは支払っている料金が違うので当然と言えば当然です。
応用講座からでもサポートがないわけではありませんが、価格に見合った内容となっていると感じました。
独学と講座の併用におすすめな人
- 宅建試験の経験者
- 費用をなるべく抑えたい
- 自分のペースで勉強したい
この勉強法で一番大事なことは「自主的に勉強できる人」であることです。
自主的に勉強ができないと、基礎がいつまでも身につかず、試験どころか応用講座にも間に合いません。
「今年、宅建を受験する!」と言って勉強を始めたものの、途中で挫折する人を何人も見てきました。
- 自主的に勉強した経験
- 宅建取得に燃えている
- とにかく安さ重視!
そんな人にこそ、独学と講座の併用は向いています。

独学はとても不安だった
ユン
一人で勉強しているとこんなことを考えます。
『本当にこの勉強で合格できるのか』
『自分の現在順位はどれくらいなのか』
これは独学ならではの不安です。そう思ったときに講座の必要性を感じました。
独学と講座の併用 懸念点


懸念点① 実はほぼ独学
独学と講座の併用は「独学と講座の良いところ取り」と伝えましたが、中身はほとんど独学に頼った勉強になります。
それは勉強期間の大部分は独学しているからです。
実際に私は10ヵ月間のうち8ヵ月間は独学していて、合格までの最後の一押しを講座に頼りました。
大部分は自主的な独学になるため、勉強の意欲が高い人にしか向いていません。
懸念点② 激安なわけではない
独学ほど安く済ませられるわけではないのが残念な点です。ただ、大手の初学者コースよりは安いのは確かです。
価格を抑えた勉強を目的にしているのであれば通信講座も候補になります。
最近では、通信講座の実績がとても伸びていて、基礎講座からでも安く学ぶことができます。
中途半端に独学をして不合格(1年棒に振る)よりは、通信講座で基礎講座からしっかり学んだ方が理解度が高く、独学よりも少ない時間で合格できると思います。
まとめ:独学と講座の併用


今回は「独学と講座の併用」について話をしました。
独学で合格する自信がある人には価格を抑えられる良い勉強法だと思います。
その反面、自信がない人は初学者コースからの受講をおすすめします。
宅建は本気で勉強すれば1年かからずに1回目の受験で合格できる資格です。
私の周りでは本気度が高い人はみんな1回目で合格しています。逆に意欲がさほど高くない人は何度も受験して落ちています。
宅建は年に1度しか開催されない特別な試験なので、2回目の受験からは意欲が落ちてしまいがちです。
宅建を受験するからには絶対に1回目で取る覚悟で挑みましょう!
宅建を始めるときの悩み
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