合格する退職理由の書き方【例文あり】厳しい面接にも対応!本音は書くな

合格する退職理由の書き方【例文あり】厳しい面接にも対応!本音は書くな

この記事で解決できる悩み

  • 退職理由の書き方がわかる
  • 例文がみたい
  • 内定がほしい

 

あなたが前の会社をなぜ辞めたのか?

企業側は知りたがっています。

もしあなたに問題があるなら入社させたくないからです。

 

みんなの本音

× 給料が安い

× 人間関係がうまくいかなかった

まさか本当の理由をそのまま言う人はいないと思いますが

転職を成功させるには、もっともらしい理由が必要です。

 

つまり、採用担当者に

「それならしかたないですね」

と、悪い印象を持たれないことです。

 

そこで今回は

  • 書類選考
  • 面接

両方で通用する退職理由の書き方を解説します。

退職理由が思いあたらない方は、例文を参考にしてください。

 

合格する退職理由の書き方

まずは退職理由の構成からです。

【辞めた理由】+【改善策】

この2つで合格する退職理由の完成です。

簡単2ステップで書き方を解説します。

 

ステップ① 辞めた理由を作る

前の会社をやめることになった、もっともらしい理由を作ることです。

「自分のせいではなく、どうにもできなかった」ことをうまく伝えなければいけません。

 

×悪い例

  • 給料が低かった
  • 人間関係がうまくいかなかった

前の会社がたとえ悪かったとしても、自分の責任にも聞こえてしまいます。

 

〇良い例

  • 不正を強要させられた
  • 前の会社では実現できないことだった

このような理由なら自分都合ではなくなるので、評価を落とされないで済みます。

 

理由を作るときは「自分のせいではない」ものにしてください。

 

ステップ② 改善策を考える

前の会社を辞めた理由だけじゃなく、改善ポイントもセットで必要です。

 

企業側はあなたの辞めた理由をわかってくれても

「自分の力で変えようと努力したのか?」

と、新しい疑問がうまれるからです。

 

具体例

理由:不正を強要させられた

改善策:不正をしなくても済む方法を提案しました。しかし、会社の利益を優先する上司だったので聞き入れてもらえなかった。

このように問題を改善するために動いて「できることはすべてやりました」

このような姿勢まで伝えることが大切です。

 

ポイント

退職理由は【辞めた理由】+【改善策】で完成する

 

書類編:退職理由のアドバイス

退職理由を書くときは、職務経歴書が一般的です。

ときどき書かない方もいますが、書いた方が親切です。

書き方によってはアピールにもつながるからです。

 

書くときの

  • アドバイス
  • 例文

を紹介します。

 

書類に書くときのアドバイス

もし、あなたが3社の職歴を記載したなら、それぞれの退職理由を書くのが適切です。

 

理由をしっかり書くと長文になりがちです。

数行でおさめるようにすると、見た目がスッキリして相手も読みやすくなります。

 

採用担当者に見せたいのは、今までつちかった実力(自分にできること)です。

退職理由は不信感を持たれなければOKです。

詳しくは面接で話せばよいので、書類選考で落とされない程度に書けていれば問題ありません。

 

例文3つ

退職理由で悪印象にならないように、どれも採用担当者に

「それならしかたないですね」

と、思わせるような例文を作りました。

例文①

求人にはない高所業務の強要があったため退職しました。
8階建てのビルの屋上からロープで降りて、外壁の補修といった内容です。
当初の求人には、肉体労働は書かれておりませんでした。
多少の肉体労働は許容の範囲でしたが、命の危険がある業務は想定外でした。
専門家による修繕許可を上司にお願いしたのですが聞き入れてもらえなかったため、退職を決断しました。

例文②

国が支援している助成金の不正受給の強要があったため退職しました。
不正受給の代替え案として、DX関連や雇用による助成金を提案しましたが、いずれも受け入れてもらえませんでした。
リスクある行動を伝えなかったことが原因で退職にいたりました。

例文③

不動産業で、お客様(入居者)とのトラブルに対し、上司(社長)との妥協点が作れなかったのが退職理由です。
共用部分の電球切れ、部屋の雨漏りなど、物件を所有している自社に修繕の責任がある事案が発生。
その問題に対し、利益を優先する社長方針により修繕の許可が得られませんでした。
問題が大きくなりそうになってから、ようやく対応といった状況が続きました。
このような入居者を無視した体制は続き、改善を試みましたが上司を説得しきれず退職にいたりました。

 

面接編:退職理由のアドバイス

面接で話す退職理由も文章の構成と同じです。

【辞めた理由】+【改善策】

この両方を伝えることで、面接担当者を納得させられます。

 

書類選考と違うのは、相手に反論される可能性があるのが面接です。

面接で大事なことを押さえておきましょう。

 

理由を説明できるようにしておく

退職理由を書類に書いたからといって油断しないようにしてください。

書いてあっても質問してくることや、深く聞いてくることもあるからです。

 

面接担当者は数多くの応募者を見ています。

一人一人の退職理由は正直覚えていません。

それどころか、ちゃんと読んでないことさえあります。

そのため、退職した会社はそれぞれエピソードを話せるようにしておいてください。

 

文章では隙がないように書けても、実際に話すとなると難しいものです。

冷静に話せるようにしておくことが大切です。

 

厳しい面接では深く追及される

厳しい面接では【辞めた理由】よりも【改善策】が重要視されます。

 

なぜかというと、退職は失敗に似ているからです。

うまくいかないことがあったから退職(失敗)してしまったわけです。

退職(失敗)じたいは珍しいことではないので心配いりません。

大切なのは、繰り返さないためにどうすべきだったのか。ということです。

 

この【改善策】を面接担当者が納得すれば、退職理由については完璧です。

 

まとめ

退職理由の作り方

【辞めた理由】+【改善策】

「自分のせいではない」ものにすること

アドバイス

書類:数行でわかりやすく書くこと

面接:それぞれの会社の退職理由を言えるようにすること。厳しい面接では【改善策】を重視

 

これで退職理由の対策はバッチリです!

今回は厳しい面接にも対応できる内容でした。

軽い面接の場合はもっと力を抜いてOKなので、面接のレベルに応じて調整してくださいね。