



この記事の内容
- 女性の意見:経理のおすすめポイント
- 男性の意見:女性に居てほしいとき
- Q&A:現役経理が答える11の質問
経理を始めたい女性に向けて、男女両方の意見をまとめました。
結論から先に言うと、経理は女性におすすめの仕事です。
経理経験のある2人のダブル解説でお届けします。
経理歴:15年
転職回数は2回。産休取得で1年休んでから復帰。

この記事を書いた人
ユン
経理歴:10年
グループ4社の経理を受け持つ。採用責任者の経験あり。
【女性の意見】経理は女性におすすめ?




5ついいところを紹介します。
おすすめ① 室内で快適
基本的に室内の仕事なので快適に過ごせます。
体力のない人や体調を崩しやすい人にこそ向いています。
特に女性は日焼けが嫌、汗をかきたくない、雨、強風…
これらは避けたいですよね。
室内作業であればこのようなことに悩まされません。
ただ、まったく外に出ないわけではありません。
銀行、ハローワーク、税務署に行くこともたまにあります。

おすすめ② 急に休んでも大丈夫
経理は急に休んでも比較的大丈夫な仕事です。
営業のようにお客さん相手の仕事ではないからです。
最低限しなきゃいけない仕事として、その日が期限の支払いさえできていれば問題ありません。
自分以外に部署で動ける人が1人でもいれば最悪の事態は回避できます。

おすすめ③ 男女のバランス
経理は男女比のバランスが取りやすいので、働きやすさにつながっています。
女性が少なすぎると「肩身が狭くて働きにくい」
女性が多すぎると「ペースを合わせなきゃいけない」
という声があります。
経理は男女ともに需要がある仕事なので、かたよりができにくい環境です。

おすすめ④ キャリアが残しやすい
一度でも経理として働くとキャリアを残しやすいのが良いところです。
経理は働いた分だけ戦力の計算ができる仕事だからです。
例えば
- 産休からの復帰→戻りやすい!
- 転職したいとき→経験を評価されやすい!
このように積み重ねの仕事だからこそ、キャリアがゼロになる心配がありません。
生活を安定させやすいので、働けなくなる心配がなくなります。

おすすめ⑤ 選べる仕事のスタンス
仕事のスタンスは2種類あります。
バリバリ派:重要な仕事を任せてもらって昇給を目指したい!
ゆっくり派:毎日慣れた仕事をやって平穏に過ごしたい。
経理はどちらの働き方もできます。
ノルマがないので、情熱を燃やさなくてもやっていける仕事だからです。
それに一生働こうと思って入社する人ばかりではありませんよね?
そんな人にとってはゆっくり働ける経理はうってつけの仕事です。

【男性の意見】経理に女性を求める理由
ここからは男性目線で、女性に居てほしい場面を3つあげます。
会社としては、単純に男女比を整えたいという考えもありますが、他にも理由があります。
他部署の女性が安心感する
経理は個人情報や、ときにはプライベートな事情を扱うことがある部署です。
そんなとき、男性しかいないと他部署の女性は話しにくいことがあります。
経理に話しやすい女性が居てくれれば不便を感じることはなくなります。
いろんなタイプの人がいてくれた方が円滑にまわるので、女性が数名いてくれると助かります。
細かい作業を正確にやってくれる
性格にもよりますが、一言でいえば男性は雑です。
女性の方が細かい作業を得意している人が多いことは、働いていて感じます。
データの打ちこみ、ファイリングなど細かい作業を丁寧に仕上げてくれるからです。
経理のクオリティを保つためには女性は欠かせない存在です。
会社全体が優しくなる
女性がいてくれると会社全体が優しくなります。
男性だらけの職場をご存じでしょうか?
例をあげると、建設業の工事現場のようなイメージです。
男性だらけになると作業や言葉遣い、服装が乱れていきます。
これは建設業にかぎらず、どの職場でもおこります。
心理研究ではこんなデータがあります。
男性だけの職場はやはり言葉遣い、服装が乱れていく傾向がありました。
そこへ女性が加わるだけで改善されてしまうのです。
会社の雰囲気や印象を良くするためにも、女性は欠かせない存在ということが実証されています。
現役経理が答えるQ&A
ここからは気になる質問をQ&A方式で答えていきます!
Q1:経理の男女の比率は?
A:大手サイトのデータによると女性45%、男性55%
ほぼ半分なので、求人にも困ることはないでしょう。

Q2:女性経理の年収は?
20代 300~450万円くらい
30代 400~500万円くらい
女性の場合、早くに退職してしまうケースがあります。
そのため年収のボリュームゾーンでみると、300~400万円になります。

Q3:有休はとりやすい?
A:取りやすい!
正当な理由がないかぎり、会社は有休を拒んではいけない法律があります。
なので、基本的にはどの会社でも有休は取れます。
経理の仕事面では?というと、お客さん相手の仕事ではないので、取りたいときに有休が取れます。

Q4:産休・育休は取りやすい?
A:取りやすい!
産休・育休は働く者の権利として取れる。ということもありますが、周りに迷惑をかけたくないですよね?
その心配もいりません。
なぜなら経理は求人が集まりやすいので人手不足になりにくいからです。
さらに今までの経験があるので、復帰しやすいというのも安心材料ですね。

Q5:定時に帰れる?
A:定時で帰れる仕事ですが、会社の雰囲気によります。
銀行の動く時間帯は一般的に9~15時です。
当日の締め作業の時間もあるので、定時には帰りやすい仕事内容です。
ただ、残業体質な会社は帰りにくい雰囲気があるかもしれません。
定時で帰れる会社を見つけるには求人をよく見て判断する必要がありそうです。

Q6:時短で働ける?
A:時短勤務もあります。
経理は忙しい日、忙しい時間帯がある程度決まっています。
パートだけじゃなく、正社員でも時短勤務を募集している求人があります。
求人サイトはそのような条件で探すこともできるので試してみてください。

Q7:経理は大変?
A:意外とラクです。
専門性の高い仕事だから大変だと思われがちですが、意外とラクなお仕事です。
経理は毎日同じような作業なので慣れていくからです。
さらにお客さんの相手をする仕事ではなく、仲間うちばかりなので精神的な苦労もありません。
唯一大変な時期といえば、会社の決算など特別な日くらいです。

Q8:補助業務ばかりさせられちゃう?
A:働き方によって変えられます。
雑用に近い業務を嫌がる人もいれば、好きな人もいます。
これは働き方によって変えることができて、一言でいえば実力次第です。
希望すればやりたい仕事をやらせてもらえるようになります。


Q9:経理部の人間関係は?
A:仲の良い環境が作りやすい部署です。
人間関係はひとそれぞれなのが正直なところですが、経理という部署にかぎった話をします。
- 仕事の線引きがしやすい
- お客さんからのストレスがない
- 会話しやすい環境
このような理由で仲の良い環境が作りやすい部署です。

Q10:転職したくなったときは?
A:転職しやすい!
仕事をするのに、その会社だけにしか役立たないスキルが身に付いてもいいことありませんよね。
経理経験があれば、経理はもちろん、経理以外でも転職先が見つけやすくなります。
それくらい経理はいろんな場面で役立ちます。

≫ 参考:経理は転職しやすい!60%の求人は〇〇を求めていた
Q11:経理をやりたくなったらどうしたらいい?
A:未経験OKの求人に応募!
経理は未経験OKの求人がたくさんあります。
簿記を持っていると有利ですが、持っていなくても歓迎しているところもあります。

経理は女性が働きやすい職場です
経理の良さは柔軟な働き方ができるところです。
- プライベート充実
- 今後の仕事にも困らない
- バリバリ派、ゆっくり派どちらもOK
経理の人気があるのは、恵まれた環境だからこそというわけですね。
仕事を探している人の中には、未経験から経理を始める人が多いと思います。
ぜひ、こちらの記事もおすすめです。
協力者
リサさん