面接で質問される第一位は「志望動機」です。
この質問に答えられないと採用が不利になってしまいます。
志望動機を伝えたはずなのに
「この会社じゃなきゃダメな理由は?」と、急に聞かれても答えられませんよね。
そこで、志望動機につまづかないためのコツをまとめました。
この記事の内容
- 伝わりやすい答え方
- 具体的な作り方
- 本気の面接対策
転職経験は2回。
100社受けていろんな面接のパターンを見てきました。
現在は経理部長+採用担当をしています。
経理の志望動機の答え方
志望動機は絶対に聞かれる質問です。
最初の質問でつまづかないためにも、前もって用意しておく必要があります。
面接での緊張で忘れてしまったり、うまく答えられないことがありますよね?
そこで、面接で失敗しない
- 覚えやすい
- 答えやすい
- わかりやすい
そんな志望動機の答え方を紹介します。
印象の良い答え方
回答+理由
●●です。(回答を一言)
~~~~~~。(続けて理由を話す)
まず、面接官からの回答を一言で伝えます。その理由を話していくスタイルです。
このように答えることによって、相手に伝わりやすい答え方になります。
回答を一言でまとめるので、自分も覚えやすくなるメリットがあります。
答え方の具体例
面接官「志望動機を教えてください」
自分
回答:御社に志望したのは、経理を短期間で経験できると思ったからです。
理由:私は経理をするからには、すべての経理業務を経験をしたいと思っています。
御社の求人では『ベンチャー気質で、少数精鋭』と書かれていました。
日々の取引から決算ができるまで、経験できるスピードが他社と違うと思ったからです。

志望動機の作り方
志望動機をいざ作ろうと思うと悩みませんか?
作り方は意外と簡単なんです!
まずは作り方のコツから説明します。
作り方のコツ
会社の良いところ+やりたいこと
この2つを組み合わせると志望動機ができます。
先ほどの具体例をあてはめてみます。
会社の良いところ→ベンチャー気質で、少数精鋭
やりたいこと→経理を短期間で経験をしたい
この2つの要点を言葉にしただけなのです。
志望動機が弱いと感じたら
志望動機が弱いと感じたら2~3つ作りましょう。
大事なのは最初にいくつあるか伝えること。
「志望理由は2つあります。
1つめは、~~~。
2つめは、~~~。」
このように話し方を工夫すると相手に伝わりやすくなって「デキル人」として見てもらえます。

文章と面接は違う
書類を書くときに作った志望動機をそのまま伝えてはNGです。
内容は同じでも、表現を少し変えるべきということです。
面接で文章と同じように話そうとすると
- 長く話しすぎる
- うまく言えなくなる
- 「まったく同じこと話されても…」と思われてしまう
こんな事態は避けたいですよね。
面接官は同じことを求めていない
書類に志望動機を書いているのに、面接でも聞かれますよね?
心では『そこに書いてあるじゃん…』とか思ってしまいます。
あえて面接で聞かれるのは「自分の言葉でどんな表現をするのか」を知りたいからです。
同じ内容だったとしても、違う切り口で表現してあげましょう。
面接ではいろんな質問がきます。
テンポよく答えるためにも、要点をある程度おさえておくくらいがちょうどよさそうです。

志望動機のレベルアップ(本気の面接対策)
志望動機のレベルを上げて
- 人気企業
- 絶対に入りたい企業
の面接対策をしましょう。
志望理由をさらに具体的にすることで、どんな面接でも対応できるようになります。
志望動機を2つ用意
厳しい面接の場合は、志望動機が2つ必要です。
①会社の志望動機
「なぜこの会社に入りたいのか」
②経理の志望動機
「なぜ経理の仕事をしたいのか」
考えるのがちょっと面倒ですよね。
ですが、大手企業、上場企業、人気企業はこの理由を厳しく質問してきます。
つまり、働きたいと思う企業ほど考えておくべきなのです。
志望動機を2つ用意する理由
働きたいと思う企業は応募者が殺到するため、より優秀な人を選びたいからです。
スキル・経験は会社に入ってからでも身につけられます。
ですが、やる気・ポテンシャルは、なかなか変えることができません。
応募者がもともと持っている素質だからです。
素質ある人が来てくれた方が企業側は助かります。
具体的な志望動機を聞くことで、見極めようとしているのです。
経理だけの話ではない
「会社と職種」の2つの志望動機が必要なのは経理だけの話じゃありません。
営業、コンサルタント職でも厳しい面接の場合は両方聞かれます。
この2つの理由があってこそ、会社で働くハッキリとした理由になるからです。
経理の場合は、資格や知識を理由にできるため、比較的答えやすい職種です。
実際の面接の場合
面接官「志望動機を聞かせてください」
ざっくり聞かれることがほとんどです。
この場合は、会社と経理の両方の理由を答えてしまってOKです。
ただ、2つ組み合わせて話すと長くなってしまうことがあります。
そんなときは、最初に会社の志望動機から話します。
面接官から深く聞かれたら、経理の志望動機も答えるようなやり方でも問題ありません。

志望動機の回答例とヒント
会社と経理の志望動機が必要と言われても、すぐには思い浮かびませんよね。
それぞれの回答例を分けて用意しました。
入社したい会社にあわせて答えられるよう、参考にしてください。
回答例① 会社の志望動機
「意欲的に働ける会社だと思ったからです。
御社の求人を拝見したところ『自主性を求める』と書かれていました。
私は、早く一人前になって活動の場を広げたいという意欲があります。
経理として任される仕事だけじゃなく、その範囲を広げて活動したいと思っています。
自分の働く意欲に合う会社だと思い志望しました。」
会社の志望動機を見つけるヒント
- 業界
- 社風
- 会社の特徴
- 求めている人材
- やりたいことができるか
求人掲載、ホームページ、説明会など、その会社の良いところがアピールされているはずです。
そこに注目してみましょう。
回答例② 経理の志望動機
「経理をやりたい理由は、会計の面から経営を学びたいと思ったからです。
規模が大きくなるほど数値を見ないと会社の実態は把握できないと思っています。
だからこそ専門的な経理のポジションに就きたいと思いました。」
経理の志望動機を見つけるヒント
- 資格があるから活かしたい
- 経理のスペシャリストを目指したい
- 経営を会計や財務の面から学びたい

経理の志望動機から作るべき
実際に働くのは【会社】というより【経理の現場】です。
経理をやりたい理由をメインに組み立てた方が、しっかりとした志望動機ができます。
一度考えてしまえば使いまわしができてラクです。
まとめ
今回の内容をまとめます。
伝えたいことはこの2点でした。
志望動機の答え方
【回答+理由】
質問の答えをわかりやすく一言。続けて理由を話す。
絶対に入りたい会社なら
- 会社の志望動機
- 経理の志望動機
2つ志望動機を用意することでした。
ところで、書類選考は順調でしょうか?
- 書き方がわからない
- 書類選考で落とされやすい
- 受かる例文を読んでみたい
このような方にピッタリな記事を用意しました。
≫ 履歴書が通る!経理の志望動機の書き方【例文3パターン】キレイな作り方を解説
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この記事を書いた人
ユン