経理の志望動機はどんなふうに書けばいいの?
このような悩みを解決します!
この記事の内容
- 書き方のコツ
- 例文3パターン
- 採用担当が答えるQ&A
志望動機が書きやすくなるように、書く順番をまとめました。
順序だてて書くことで、面接に呼ばれる志望動機が作れるようになります。
具体例も用意したのでマネしてもらってOKです。

この記事を書いた人
ユン
転職経験は2回。
当時はスキルの弱い私でしたが、100社応募して書類選考の通過率は90%を超えていました。
現在は経理部長+採用担当をしています。
この私が解説します。
経理の志望動機の書き方
志望動機の書き方はわりと簡単です。
業界のどこにいっても経理の仕事に大きな違いはないからです。
書き方のパターンに当てはめれば完成します。
書き方のコツと具体例を説明します。
書き方のコツ
- 魅力を感じたポイント
- 自分にできること
- やりたいこと
- 将来の自分
このような順番で書くとキレイな志望動機ができます。
例文3パターン
完全未経験(簿記なし)[171文字]
会社の理念である「社員が成長し会社も成長する」という言葉に共感をして貴社に応募しました。
日商簿記3級を勉強しており、今年受験予定です。エクセルは使用頻度の高い関数ができます。
私は正確さ、几帳面さが求められる場面で力を発揮します。
業務をそつなくこなし、信頼度の高い経理を目指します。
将来は経理部門を任せてもらえるよう、貴社に貢献してまいります。
未経験(簿記あり)[212文字]
不動産業界の経理に興味をもち応募しました。
経理職志望の理由は、日商簿記2級を活かしたいと思ったためです。
私が貴社でやりたいことは「経理」+「周辺業務」です。
私はフットワークの軽さに自信があります。
物件の管理や現場に出向くなど、多くの場面に立ち合って経験を積み重ねていきたいです。
経理の業務を完璧にすることに加えて、周辺の業務にも関われる存在を目指します。
将来は「現場を熟知した経理」として、貴社に貢献したいと考えております。
経理経験あり[203文字]
貴社が開発したソフトウエアの導入実績と規模に魅力を感じ貴社を志望しました。
前職の経理では、弥生会計を使って日々の仕訳と資金管理をしておりました。決算は3年経験しております。
貴社の会計基準はIFRSであることを目にしました。
年々増えている会計基準でもあるため、実務の強い関心があります。
その他に、決算・財務報告などすべてを経験したいと思っております。
将来は経理の責任者となり、財務方面から貴社に貢献してまいります。
志望動機からわかる3つのポイント
採用担当者は志望動機を見てどんなことを考えているのでしょうか。
一言でいえば「会社にとってプラスになる人かどうか」です。
3つの判断ポイントを解説します。
判断ポイントを知ることで、志望動機のヒントが見えてきます。
判断ポイント① 面接に呼ぶ価値がある人?
志望動機を見ることで、最低限でも「面接に呼ぶ価値のある人なのか」を見ています。
会社にもよりますが採用に関わる人は最低3人くらいいます。
- 採用担当者
- 部署の責任者
- 経営者
面接に呼んだ時に「なんでこの人呼んだの?」なんて思われる事態は避けたいわけです。
会社の誰に会わせても恥ずかしくない人を志望動機から判断しています。
ある程度ちゃんとした文章は書けていないといけません。
判断ポイント② すぐに辞めない?
採用してもすぐに辞められては困ります。
採用費、人件費、時間がかかっているからです。
企業側は最低でも1年くらい働いてもらわないと採算が合わないものです。
そこで必要になるのが【魅力を感じたポイント】です。
「ココに魅力を感じたから長く働くために入社したいんです!」という意思表示ですね。
なるべくなら他社にない魅力を書くのがコツです。
判断ポイント③ 戦力になれそう?
部署の人数が増えても、仕事ができない人では困ります。
そこで戦力になれるかどうかを判断します。
今は戦力になっていないのなら、成長しそうなのかも判断材料です。
そこで必要になるのが
- 自分にできること
- やりたいこと
- 将来の自分
この3つを書くことで
長く働く+頑張る+成長する
といった、入社後にほしい要素を見きわめられます。
特に【将来の自分】は「長期的なビジョンまで描いている」という、熱意もって入社する決意の表れになります。
- 「部署を統括する立場を目指す」
- 「経営に携われるようになりたい」
くらいのことを書くのもアリです。
採用担当が答える志望動機のQ&A

Q1:何文字書けばいいの?
回答:志望する理由が伝われば、何文字でもOK!
たとえ、50文字だったとしても「面接で話してみたい」と思ってもらえれば勝ちです。
とはいえ、目安がないと書きにくいと思います。
「ちゃんと書いてあるな」と思われる目安は150~200文字くらい。
これくらい書いてあれば見栄えも良くなります。
Q2:志望動機は長すぎるのは?
回答:それもアリ!
長ければ熱意が伝わる可能性があるからです。
ただ、A4用紙1枚を超えてしまうとさすがに書きすぎです。
長くても1000文字くらいで納めた方が、読み手も見やすくなります。
A4のサイズは?
クリアファイル、ノートパソコンくらいのサイズです。

職歴が弱かった私がとった行動
ユン
私が転職活動をしていたときのこと。
「前職を2か月で退職」で不利になってしまうと思った私は、志望動機を厚めに書きました。
約700~1000文字くらいで、もちろんその会社にあった文章です。
結果、書類選考は90%以上通過しました。
熱意が伝われば、履歴書・職務経歴書が弱くても面接につなげることができます。
Q3:使いまわしはOK?
回答:使いまわさない方がいい
アルバイトや契約社員の応募なら使いまわしでも面接に呼ばれます。
ですが、社員や絶対に入りたい会社は個別に作るべきです。
使いまわしができる文章はすぐにわかってしまいます。
SNSでたまにくるメッセ―ジみたいに「だれにでも送ってるな」って気づきますよね?
それと同じように担当者にも伝わります。
部分的な使いまわしはOKです。
経理の場合、仕事に対する姿勢は変わらないと思うので、その部分は使いまわしできます。
最初の1~2行【魅力を感じたポイント】はその会社向けに書くことをすすめます。
Q4:会社の情報があまりないときは?
回答:経理に対する志望動機を書く
- ホームページがない
- 規模が小さくて魅力がない
こういった会社は志望動機が書きにくいことがあります。
自分が書きにくいと思ったら他の応募者も同じです。
そんなときはムリに会社の魅力を書こうとせず、経理の志望動機を中心に書きましょう。
Q5:魅力を感じたポイントが書きにくい!
回答:わかります
会社側がワクワクしながら知りたいこと。
「なぜこの会社を選んだの?」ということですね。
正直な話、経理って見当たりませんよね。
商品の魅力は経理に関係ないし、仕事内容もどこでも一緒ですからね。
企業側も理解ある人たちだったらいいのですが、残念ながら頭の固い人もいます。
やはり経理であっても、その会社の良いところを見つけて書いた方が良さそうです。
私が使っていた例
- 商品、業界が面白そう
- 商品に関する会計に興味がある
- 事業内容を間近で学び、知識の向上につなげたい

Q6:志望動機が一文字も進まないよ…
回答:わかります(2度目)
そんなときはウソを書きましょう。
本音を書こうとするから難しいのだと思います。
注意が必要なのは、実現可能なウソにしてください。
取り返しのつかないウソはNGですよ。
なぜウソをついていいのかと言うと、答えは本質にあります。
会社側は「ちゃんと働いてくれる優秀な人がほしい」わけであって
「志望動機がマジメに書ける人」がほしいわけじゃないからです。
これが求人募集の本質ですよね。
なので、マジメに考えすぎて悩まないようにしてくださいね。
まとめ
書き方のコツをおさらい
- 魅力を感じたポイント
- 自分にできること
- やりたいこと
- 将来の自分
この順番で書くとキレイな志望動機が出来上がります。
どうしても書けないところは削ったり、アレンジしてみるのもOKです!
自分のスタイルを作ってみてくださいね。
熱意を伝える
志望動機は熱意を伝えることが大切です。
スキルが弱くても熱意が伝われば面接に呼ばれます。
- 「○○だからこの会社を選んだ」
- 「この会社で○○をしてみたい」
この2つはなるべく書くようにしてください。
自分のアピールポイントを多めに書くともっと良い文章になります。
私の作った例文はマネしてもらってOKです!
文章作りにぜひ役立ててください。
面接は大丈夫?
書類選考の次は面接です。
面接は【志望動機を2つ】用意した方が良いのはご存知でしょうか?
面接に役立つ志望動機を答えるテクニックをまとめました。
≫ 面接で採用される!経理の志望動機の答え方【回答例あり】具体的な作り方を解説
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