この記事で解決できる悩み
- 経理の始め方がわかる
- 新卒じゃなくてもできる
- たった半年で求人条件をクリア
未経験から経理をやってみたい人に向けた内容です。
男女関係なく当てはまります!
「未経験から経理の転職に成功しました」
私は大学を卒業して2年間、アルバイトをしていました。
経理経験は一切ありません。
そんな私でも簿記を持っているだけで経理に転職することができました。
未経験の20代が経理になるには?


経理ができるのは新卒だけではありません。
大学生の中には、簿記を持っている人がめったにいないからです。
そのため企業は、簿記を持っている人を中途採用で雇うことがよくあります。
つまり、今からでも間に合うということです。
経理になるには簿記が必要
簿記というのは、経理にはほぼ必須の資格です。
これさえあれば、たいていの企業は経理として雇ってもらえます。
簿記があるとできることを簡単に説明すると
- 会計入力ができる←ここが一番重要
- 業績の分析ができる
- 商品、在庫の計算ができる
役割としてはこんな感じです。
つまり、簿記を持っていると仕事の幅がぐっと広がります!
経理は専門的な部署なので、簿記の知識はほぼ必ず必要になります。
簿記何級まで必要?
回答:日商簿記2級です。
簿記には3団体くらいありますが、ここでは一番有名な「日商簿記」の話をします。
日商簿記は1~3級が一般的に使われます。
わかりやすくざっくり説明をすると
簿記3級 個人商店向け
簿記2級 中小企業向け
簿記1級 大企業向け
簿記3級でも企業に就職・転職できるところもありますが、知識としては弱めです。
なので、2級以上を取ることおすすめします。
ただ、1級は難しいし、時間もかかります。
経理に転職を考えているだけなら2級までで十分です。
おすすめの手順
現在→簿記3級→簿記2級→経理に就く
あなたが今、簿記を持っていなければこのようなステップになります。
簿記2級以上が必要といいましたが、3級の知識がないと2級は理解できません。
なので、みんな簿記3級から始めることになります。
簿記2級にさえ合格すれば経理になれるので、あっさりした手順ですね。
知っておきたい
簿記3級の試験に合格していなくても2級の試験には受けられます!
初心者コースから簿記2級を一気に目指すのが最短ルートです。
≫ 参考:日商簿記3級は不要!3級に落ちても2級に進んでOK【経験あり】
たった半年で簿記は取れる
「半年」と聞いて短く感じるでしょうか?
意外なことにムリではなく、わりと現実的なプランです。
一般的な勉強期間
簿記3級 1~2か月
簿記2級 3~6か月
勉強期間を合算すると、4~8か月。
その中間が半年なので、ムリのないペースなのです。
勉強時間の目安
簿記3級 50~80時間
簿記2級 150~250時間
例えば
1日2時間ペース→半年360時間
目安をオーバーできるので、十分合格が狙える計算です。
簿記の受講相場
独学が一番安いですが、独学だけはおすすめしません。
簿記は専門的な知識なので、初心者には理解しにくいからです。
私は今でこそ、簿記1級を持っていますが、過去に3級を独学して失敗しています。
簿記だけは素直に、通学or通信講座を選ぶことをおすすめします。
その方が圧倒的に近道です。
経理の求人を分析

気になること
悩み猫
- 新卒以外(既卒)でも本当になれるの?
- 簿記各級の求人割合が知りたい
こんな疑問があると思います。

その結果がこちら↓
【経理の求人割合】
集計条件
- 大手の転職サイト
- 全国
- 経理職のみ
ここから分析した結果をまとめます。
既卒でも経理になれる
既卒で、未経験から経理になれる求人はたくさんあります。
上記の求人データは転職サイトを集計したものなので、そもそも新卒はデータに入っていません。
つまり→たった1つのサイトだけで、常に約600件の既卒を求めていることになります。
既卒でも問題ないことがわかってもらえたと思います。
未経験者の求人は40%
経理未経験者を求めている割合は40%もあります。
これは未経験者だからこそ良さがあるからです。
自社で育てるといった姿勢がある会社が多いのは嬉しいですね。
逆に、未経験は40%しか応募できないの?
と、少なく感じる人もいるでしょう。

転職活動していて「求人が少ない」と思ったことはなかったので、安心してもらってOKです。
経理経験者の価値は高い
ポジティブに考えてみれば嬉しい傾向です。
一度未経験から始めて、数年経験を積めば一気に求人が広がることを意味します。
各企業で経験者の取り合いが常に発生しています。
経験を積んで価値を高めれば高い収入も見込めます。
≫ 参考:経理は転職しやすい!60%の求人は〇〇を求めていた【経理は転職があたりまえ】
できれば簿記2級までほしい
簿記を取るなら2級までほしいところです。
簿記2級まで持っていれば、ほとんどの未経験求人に応募できるからです。
仮に簿記3級だけしか持ってない場合、同じ求人に2級の人が来たら負けてしまいます。
好きな職場が選ぶためにも2級を目指すのがおすすめです。
簿記1級があれば、大企業に応募することや、簿記2級を蹴散らすことができます。
ただ、転職市場においては若干オーバースペックです。
簿記が楽しいと思える人や、余裕がある人以外は2級までで十分といえるでしょう。
簿記1級に関する私の見解は別記事にしています。
≫ 参考:日商簿記1級で中小企業の経理はオーバースペック?【10年働いた私が解説】
経理初心者が聞きたいQ&A

経理の平均年収は?
20代・30代簿記取得者の平均年収はこのとおりです。
経理未経験 250~350万円程度
実務経験3年以内 300~400万円程度
実務経験3年以上 350~650万円程度
もっと詳しくみたい方はこちらの記事へ
≫ 参考:経理の給料は安いの?日本の平均年収と比較!高い給料をもらう方法
男女比が知りたい
経理の男女比は調査したところ50:50といわれていてバランスが取れた職種です。
無資格で経理をするのは?
求人の中には無資格でもOKな求人があります。
しかし、おすすめできません。
仕事が見つかっても経理の補助のような扱いをされることが多く、雑用が多くなってしまう可能性があるからです。
重要な仕事を任されないので給料も上がりにくくなってしまいます。
将来長く働くことを考えるなら簿記を取るのが良さそうです。
簿記以外に必要なスキルは?
あると便利なスキルや資格はこの3つです。
- タイピング
- エクセル(MOS)
- ファイナンシャルプランナー(FP)
経理はパソコンを使うことが多い仕事です。
タイピング、エクセルができると仕事が早く終わります。
ファイナンシャルプランナー(FP)の資格もあると便利です。
給与関係、保険にも強くなるので経理の仕事の幅が広がります。
入社前に持っていなくても、仕事をしながら身につけるのもアリです。
経験者に聞きたい「経理になって良かった?」
はい。私は経理になって良かったと思っています。
経理の良さはたくさんありますが、一つあげるなら事務作業はとてもラクだということです。
体に負担がかからないので、仕事が続けられる安心感があります。
経理をやりたい人がまずすべきこと
経理は専門的な部署ですが、簿記さえあれば誰でもなれる仕事です。
その経理を始めるための第一歩は、簿記3級から学ぶことです。
難関資格ではないので、資格の取得を目指してみてください。
最後に、簿記を学ぶならどの勉強方法が良いかを簡単に比較解説します。
簿記を学ぶ3つの方法
- 独学
- 通学
- 通信講座
それぞれのメリット・デメリットをアドバイスします。
独学
簿記は独学に向かない資格です。
専門的すぎて理解が難しいからです。
経験者でも独学でマスターした人はめったにいません。
安いのはメリットですが、簿記は習った方が早くて簡単です。
△ 通学
通学はのメリットは、学校のように勉強できるところです。
ひと昔前なら通学が一般的でした。
デメリット
- 受講料が高い
- 通学時間のロス
- 勉強に遅れると巻き返しが難しい
時間割りが決められているので、勉強についていく自信のある人は通学でも問題ありません。
通信講座
これから始める方は通信講座を推奨します。
現在は通信講座が主流になっていて、合格率も高くて手軽に学べるからです。
メリット
- 受講料が安い
- どこでも勉強できる
- 周りの目が気にならない
講義動画を繰り返し見ることができるので、勉強に遅れてあせる心配がありません。
デメリットは、教室を使うという行為ができないことです。
そのぶん数万円安いのでどちらを取るか、ユーザーしだいになります。
通信講座は無料体験や無料資料請求が用意されています。
比較検討してみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
ユン