この記事で解決できる悩み
- なぜハロワークを使っちゃいけないの?
- ハロワークに向いている人を知りたい
- 求人探しのコツを知りたい
私はハローワークを使ってブラック企業に入社してしまった過去があります。
その後、大手のサービスを使って転職をしたところ、天国と地獄のように会社に差がありました。
やがて私は会社の人事担当になります。
そのとき、ハローワークの闇を知りました。
仕事探しで失敗しないコツを教えます!
ハローワークとは
正式には『公共職業安定所』と呼ばれ、主に職業紹介事業を行っています。
国によって運営されている行政のサービスで、全国に約550箇所あります。
ハローワークでは、求人専用のコンピュータが何台も設置されています。
求職者はこの検索ブースで求人を探すところから始まります。
行政のサービスなので、基本的にアナログで使いにくいところが難点です。
逆に、スマホ・パソコンの扱いに慣れていない高齢者には向いています。
求人の中には、残念ながら質の悪い求人が数多く存在します。
ここから先は、ハローワークの最大のデメリットを解説します。
ハローワークで大失敗!絶対に使ってはいけない3つの理由


企業側がなぜハローワークを使わないのか。
知っておくことで、仕事探しの失敗を避けることができます!
理由① ブラック企業が多い
ハローワークの求人は、とにかくブラック企業が集まります。
「石を投げればブラック企業に当たる」と言っても過言ではありません。
ブラック企業が多い理由はこのとおり。
無料で掲載できる
なぜブラック企業が多いかというと、無料で掲載できるからです。
資金力のない企業や、お金をケチるブラック企業にこそ相性の良い求人方法なのです。


入社してもすぐに辞めてしまうほどのブラック企業の場合、無限に採用できてしまいます。
つまり、採用にお金をかけてないので、社員を雑に扱うことができます。
タダで採用できた社員なんて辞められても痛くないわけです。

私は、こんなブラック企業の使い捨て被害にあった一人です。
悲惨な経験したからこそ、ハローワークはおすすめできません。
助成金目当てが多い
ブラック企業は辞めていく社員が多いので、人手不足になりがちです。
無料で掲載できるハローワークなら助成金を受け取る大チャンスです。
企業側が助成金を受け取るには、入社させてから数か月~長くても1年くらいのものがほとんどです。
このくらいの短い期間なら新入社員は働きますよね。
企業側は助成金を受け取って利益にできます。
その後、ブラック企業ゆえ、勝手に社員が辞めてくれます。
また新しい助成金の制度ができれば、それを繰り返せてしまうのです。
ブラック企業にとって助成金は美味しい制度です。
ますます味をしめてブラック企業はハローワークを使い続ける。というサイクルができています。
理由② 採用までに時間がかかる
ハローワークはまず面接するのに日数がかかります。
早めに仕事をみつけたい求職者にとっては不向きです。
ハローワークの手順
①求人を検索する
②ハローワーク職員に紹介状を書いてもらう
③書類を発送する
④書類選考で合格
⑤面接の日程を決める
ハロワークのムダなところは特に②の『紹介状』です。
他にも、柔軟な企業なら③『書類の発送』も省略できますよね。
紹介状がムダ
応募したい企業をみつけたら、ハロワーク職員に紹介状を書いてもらわなければいけません。
紹介状と言っても、職員が「優秀な人だよ」って推薦してくれるものじゃなく…
ただ「ハロワークからの応募ですよ」ってだけの紙です。
国で運営しているだけの職員に、そんな責任を持たせられないので当然といえば当然です。
公的なデータ集計や手続き上、ハロワーク側が必要なのはわかります。
ですが、応募者からしたら紹介状はムダです。
大手求人サイトならワンクリックで応募できますからね。
紙で発送する面倒と時間のロス
紹介状とともに、履歴書、職務経歴書を紙で発送しなければいけません。
大手求人サイトだったら、データで書類選考が済むところもあります。
発送の準備なんか不要で、ワンクリックで最初の選考が済ませられます。
いまだにハロワークは紙での発送なので、物理的な時間がかかります。
全体的な採用が伸びてしまうのが、ハロワークの良くないところです。
理由③ 優秀な会社が少ない
ブラック企業が多いのに、優秀も企業が少ないなんて…もう求人として最悪です。
優秀な会社は、ハロワークを使わずに有料求人を使うからです。
優秀な企業が有料求人を使う理由は3つあります。
1.ひやかしが少ない
有料求人は、本気で仕事を探している人が多くて、ひやかしが少ないのが良いところです。
逆にハローワークは仕事を探していない人が応募してくることがあります。


失業手当といって、前の会社を辞めた人は国からお金をもらえる制度があります。
この制度の条件に「仕事を探しているけど見つからない人」という名目があります。
そのため「仕事はしたくないけど、お金はほしい」人が"落ちる目的で"応募しにきます。
失業手当は国の制度なので、ハローワークを使ってテキトーに応募する人が多いというわけです。
本気で採用したい企業からすると、このようなひやかしは邪魔なので有料求人を選びます。
2.情報量が多くアピールしやすい
有料求人なら、企業の魅力をたくさん載せてアピールできます。
【求人の違い】
有料求人 | ハローワーク | |
配色 | カラー | 白黒 |
写真 | 使える | 使えない |
情報量 | 多い | 少ない |
良い企業であれば、他社と差別化がしやすくなります。
逆にブラック企業は悪いところばかりでアピール下手です。
優秀な企業ほど有料求人の方が都合が良いことがわかりますね。
3.採用が効率的
有料求人は【応募】【面接】【採用】どの場面でみても効率的です。
【応募】だけみても違いは歴然です。
ハローワークは、応募があるたびに、職員から電話がかかってきます。
「新宿区のハローワークですが、50歳の男性から応募があります。質問事項があるのですが、労働場所・・・」
とにかくハローワークは非効率!
良い企業であればあるほど、この電話の数が増えます。
しかも、求人の条件に外れている人もワンチャン狙いで応募してきます。
企業の採用担当者は、毎回応答していては仕事になりませんよね。
有料求人なら応募はネット上で済みます。
書類選考も【採用】【不採用】ワンクリックで完結です。
不要な電話に追われることはありません。
ハローワークがいかに非効率かがわかっていただけましたよね。
良い企業は、この事実を知っています。
良い企業ほど、有料求人を使う理由がたくさんあるということです。
なぜブラック企業はハローワークから消えない?


現状のハローワーク求人は、ブラック企業が野放しになっている状態です。
本当にヒドい会社だと判明すれば求人を外されることはあります。
ですが、そうなることがめったにないのが状況です。
求人からブラック企業が無くならない理由を解説します。
ブラック企業が判明しても罰金はない
求人に載ってはいけないようなブラック企業だと判明したとします。
その企業は、求人を外されたり、拒否されることがあります。
ただ、反則金など罰金があるわけではありません。
違反したリスクは、掲載できなくなる程度の軽いものなのです。
企業側は「バレなければ載せ続ければいい」くらいのことしか思っていません。
ブラック企業にとって、リスクを取っても見合う制度になってしまっているのが現状です。
リークされない
ブラック企業だと判明するのは、元社員からリーク(事実を説明)しないかぎりわかりません。
- 求人内容と違う
- 働く環境が劣悪
など、元社員ではないとわからないことがたくさんあるからです。
ハローワークから入社しても、明らかにブラック企業なのにリークされないことはよくあります。
一番多い理由は「面倒だから」です。
ここには、男性と女性で対応が違うようです。
女性の場合は、これから被害者を出さないための正義感、もしくは会社への恨みでリークすることがあります。
男性の場合は、面倒だから関わりたくないと思う人が多いようで、静かに退職するケースが多いようです。
私もリークせずにそのまま退職した一人です。
私の場合は、リークするのが面倒ということもありましたが、それだけじゃなく
「嫌いで辞めた会社に、わずかな時間でも奪われるのが嫌だ」と思ったからです。
このようにリークされないケースは多いので、ブラック企業の求人が残り続ける結果になっています。
しょせんお役所仕事
公務員の仕事をバカにしているわけではありません。
民間の大手サービスとは"決定的に違うところがある"ということです。
大手サービスの求人であれば、ブラック求人を野放しにすることはありません。
口コミでサービスじたいの評判が落ちたら業績にかかわる問題だからです。
ハローワークは行政のサービスなので、業績とは無縁です。
極端にいえば『労働に関する事件・事故』さえ起らなければ問題ないのです。
ハローワーク職員は親切な人は多いですが、熱心とまではいきません。
この差が、大手サービスとハロワークの違いです。
ブラック企業を排除させようとする大手サービスの方が信頼おけますね。
ハローワークに向いている人


ここまでハローワークを全力否定している私ですが、中にはハローワークに向いている人もいます。
大手求人サービスが弱い地域にいる人
大手の求人サービスは主に首都圏に集中しています。
地方すぎてしまうと、サービスが届かない地域もあります。
そのようなケースでは、ハローワークの方が安定して仕事が探せます。
どんな仕事でもいい人
- 仕事が見つからない
- 仕事できればなんでもいい
- 早急にみつけたい
このような人は、大手サービスとハローワークの両方で探すのが良さそうです。
両方同時に求人を出す会社はめったにありません。
求人の幅を広げるためにもハローワークも使うと多くの求人から探せます。
日本に不慣れな外国人
大手求人サービスでみつけるのにハードルが高い外国人にもハローワークは有効です。
ハローワークなら担当者が丁寧にアドバイスをくれます。
一般求人に応募するときは、担当者が前もって
「外国人の応募は可能ですか?」と企業に問い合わせてくれます。
業績に左右されないハローワークの良いところですね。
まとめ:求人探しのコツ
今回のまとめです。
ハローワークを使ってはいけない3つの理由
①ブラック企業が多い
②採用までに時間がかかる
③優秀な会社が少ない
ハローワークは、企業側が無料だからこそブラック企業に狙われやすいサービスになってしまっています。
被害者もなかなかリークしないので、ブラックがバレにくいシステムです。
ハローワークがいかに、ブラック求人が集まってしまうのかがわかってもらえたと思います。
求人探しのコツ
求人探しは、くじ引きのようなものです。
つまり、ブラック企業が多く入った箱を選ばないことが求人探しのコツです。

ハズレくじの多い箱→ ×ハローワーク
当たりくじの多い箱→ ◎大手求人サービス
求人を掲載するのにお金をかけるという姿勢があるだけで、ブラック企業がだいぶ減ります。
嬉しいことに、仕事を探している側は無料で使えます!
もうハローワークで探す必要はありませんね。