今回紹介するテキストはこちらの3つ
この記事でわかること
- 3つのテキストを比較
- 自分にあったテキストの選び方
- 完璧なテキストは存在しない
簿記3級はなるべくなら講義をおすすめしますが、やる気さえあれば独学できる難易度です!
合格に必要なのは最低2冊
- テキスト
- 問題集
簿記は基礎の理解がとても大切な資格です。その中でもテキストは最重要です。
私は日商簿記1級を取得していて、3級は独学でした。今では教え子が1人いて、これから紹介するテキストを使っています。
おすすめのテキストは勉強する人によって変わってきますので、私の意見もそえつつ最適なテキスト選びの参考にしていただければ幸いです。
日商簿記3級 おすすめテキスト比較
売れ筋順から見ていきましょう!
スッキリわかるシリーズ
おすすめ3位
✅良いところ
- ブサカワ系イラスト
- Amazon販売No.1(2021年調べ)
資格の大手であるTAC出版で、猫のようなブサカワ系イラストが特徴です。
この子→
勉強に抵抗のある方でも入り込みやすい人気のシリーズになっています。
簿記3級テキストでのAmazon売れ筋ランキングでは第1位!
レビューが多く集まっていることから、口コミを見てから買いたい人におすすめです。
🔺悪いところ
- ページの左右が線で区切られていて狭い
- その分ページ数が多い
- 解説が弱い部分がある
このようにページが左右で区切られていて、テキストが狭く使われてしまっているのが残念なポイントです。
解説が多くされているなら良いのですが空白がやや目立ちます。

このテキストの感想
教え子
全体的に独学しやすいテキストでした!残念なところは「貸倒引当金繰入」や「繰越商品」の内容がわかりにくかったところ。もっと説明があったらよかったです。

私から一言
ユン
教え子の感想にもあるとおり初心者がつまづきやすい内容の解説がやや弱いようです。ですが、さすが大手出版といったところもあります。
難しい項目以外についてはちゃんと理解できるよう作り込まれています。
簿記3級の大部分は任せられるテキストです。
みんなが欲しかった!シリーズ
おすすめ2位
✅良いところ
- フルカラー
- バランスの取れたシリーズ
こちらも資格の大手であるTAC出版でAmazon売れ筋ランキングでは第2位です!
フルカラーが最大の特徴で、初心者が勉強するのに抵抗がないようキレイにまとめられています。
🔺悪いところ
- 本の状態に関する悪いレビューが多い
(本の内容は良いレビューが多い)
テキストの内容は良い評価が多かったです。
ですが、Amazonで届いた本はなぜか状態に関する悪いレビューが目立っています。
状態の悪い本が届いた場合は返品や交換が可能なので、対応してもらうことで解決します。

私から一言
ユン
大手の安心感、フルカラーでやる気アップ、悪い点が少ない。というバランスの取れたテキストです。
CPA会計学院
おすすめ1位

✅良いところ
- 無料で全ページがネットで見られる
- 無料ですべての講義動画が見られる
- 簿記の本質を教えてくれる
なんと!無料登録をすると、テキストの全ページがサイトで見られます!
なのでパソコンの画面で見ながら勉強する人はテキストを買う必要がありません。(無料公開ってすごいですよね)
実際に試してもらうとわかりますが、パソコンの画面でテキストを見ながら同時に講義動画を見るのは勉強しづらいです。
なので、絶対に0円で簿記を取るんだ!っていう決意の固い人以外は素直にテキストを買ってしまった方が良さそうです。
他のテキストと決定的な違いは無料の講義動画が見られることです。
簿記はどのテキストも文章がコンパクトにまとめられがちで、初心者はとても理解しきれません。
そこで講義動画があれば細かい論点も解説されているので、他のテキストでわからない内容が『CPA会計学院』ならわかるようになります。
🔺悪いところ
- 無料登録の手間がある
- 知名度が大手出版ほど高くない
「無料登録が面倒」と思う人がいるかもしれません。それなら本のテキストを買って、つまづく場面がきたら登録してみるといった使い方が良いでしょう。
『CPA会計学院』は本だけでも大手出版社のテキストと同等のクオリティです。
知名度が大手出版社ほど高くないのですが、Amazon売れ筋ランキングでは大手のTACに続いて第3位!実は結構売れています。
無料公開の理由
公認会計士のスクールをメインに扱っている会社なので、簿記3級はそのステップアップとして無料にしているそうです。
公認会計士を視野に入れている簿記の講座なので2級以上にも役立たなければ意味がありません。
そこで、簿記のテキストには珍しい"簿記の本質を教えてくれる"作りになっています。
簿記を勉強するだけなら公認会計士のスクールに入るような手続きはないので安心してください。
× 多くのテキスト → その場かぎりのテクニック
◎ 『CPA会計学院』 → 簿記の本質を理解して得点する
この違いがあるので簿記2級以上を目指す人にこそオススメなテキストです。

私から一言
ユン
実際に私もテキストと動画を見てみました!
メガネの男性講師が教えてくれるもので、言葉で伝えてくれると理解度がまるで違います!
無料登録はとても簡単でメールアドレスとパスワードを用意するだけ。
ネットが使えるなら他を圧倒して一番おすすめなテキストです。
初心者が注意すべき3つのポイント
教材を選ぶときに知っておいた方が良い注意ポイントは3つあります。
ついやってしまわないようにここだけは気をつけてくださいね。
注意点① 最新のものを買うこと
教材は絶対に最新のものにしてください。中古で安く売っているものを使いまわすのはNGです。
なぜかというと、法改正&試験の傾向がよく変わるからです。
簿記は金融知識なだけあって法改正が多く、細かい内容変更が多い資格です。
それだけではなく、試験の傾向もよく変わります。
実務で使われる資格ですから、古く使われなくなった内容よりも、新しく重要な内容を出題する傾向にあります。
古い教材を使っていると、最新の傾向に乗り遅れて間違った知識を覚えてしまいます。
資格試験は数点で合否が分かれてしまうことがあるので、必ず最新の教材で勉強するようにしてください。
注意点② シリーズを合わせること
テキストと問題集がシリーズで販売されている場合は、なるべく合わせてください。
シリーズを合わせることで効率の良い勉強ができるためです。
問題集を使っていると『テキストの●●ページ参照』というように解説を補うようにテキストページが書かれることがあります。
テキストを何度も振り返ることになるので、シリーズで合わせていると効率良い勉強ができるようになります。
注意点③ 薄い教材は避ける
薄い教材は勉強しやすいように見えますが避けるようにしてください。
教材が薄いと学習範囲が省略されていて、試験範囲が網羅されていないことがあるからです。
実際に市販されている教材の中には、試験範囲を省略されていたり、解説が不十分なものが多く見られます。
このサイトで紹介するものは合格実績のある内容十分なテキストをそろえていますのでご安心ください。
教材の選び方 3つのポイント
「自分にあった教材選び」と言われてもどこを基準にしたら良いか迷ってしまいますよね?
私が実際に使ってみて思ったことは、大手だったり販売実績のある教材であればどれも優秀です。
何十万という単位で売れている教材たちなので、ある程度評価を受けているものを選べば失敗はありません。
その中で教材選びをさらにしぼれるように見極めポイントを3つ紹介します!
選び方① やる気にさせてくれる
簿記を勉強するにあたって避けてほしいのは挫折です。
せっかく途中まで勉強したのにやめてしまうのが一番もったいないことだからです。
簿記3級の勉強は少なくても30時間くらいは勉強することになり、途中でやめてしまう人も少なくありません。
そうならないためにも「これなら勉強が続くかもしれない!」と思うものを選んでほしいです。
最終的には「読者さんが選ぶ一冊が一番おすすめの教材」ということです。
選び方② 教えてくれる人がいるか
教えてくれる人がいるならどの教材を選んでもOKです。
実績ある教材であれば試験範囲の内容はカバーされているので、わからない箇所だけピンポイントに教えてもらうことで勉強がはかどります。
ですが、ほとんどの人は教えてくれる人が周囲にいないのではないでしょうか。
それでも独学がしたい場合は、講義動画付きのテキストを選んでおけば間違いありません。
選び方③ テクニックより本質の理解
簿記は問題によって単調な作業で解答できてしまいます。
言い換えると、ちゃんと理解しなくても、なんとなく(テクニック)で数字をうめてしまうことができます。
これはだいぶ危険で、目的が簿記3級に合格するだけならさほど問題ありません。
ただ、目指すところが簿記2級以上なのであれば、どんな問題にたいしても本質の理解が重要です。
本質を理解していないと応用問題や級が上がると急に対応できなくなってしまからです。
実際に私も3級→2級→1級のステップアップするときにすべての段階で苦労しました。
なので、テクニックより本質の理解ができるよう勉強を進めてほしいですし、そのテキストというのが私のおすすめ順にもなっています。
おすすめテキスト
100%満足する独学テキストはない
ちょっとショックな発言だったらすみません。ですが100人中全員が完璧だと認めるテキストがないのは事実です。
なぜかというと、簿記じたいが初心者にとって理解しにくい資格だからです。だからこそ価値があるのですが。
補足しておきたいのですが
× だれも理解できない
〇 初心者だと理解しにくい
といったところがポイントです。
簿記は外国でも共有できる金融のルールブックです。(外国では簿記をBookkeepingといいます)
なので細かくて難しいのはしかたがないことなのです。
3級といえど、それを1冊の本にまとめてしまうというのですから
どこかしら弱いところがある→簿記の本にマイナス評価がついてしまう
こうなってしまってもしかたないことです。
もしレビューを見て買うときは、ある程度評価されていれば購入の基準をクリアしていると判断して良さそうです。
本気で合格を目指すなら講義を受講した方が効果的です。
ですが今回は独学に限った話をすると、独学でも講義に近いパフォーマンスを得ることができるといった点で『CPA会計学院』が優秀というのが結論です。
まとめ
今回は日商簿記3級のテキストを比較しました。
見極めポイントをいくつか紹介しましたが、最終的には読者さんのやる気が出そうなテキストを優先に選んでもらうのが一番です。
自宅やカフェで「このテキストなら勉強ができそうだな」と思うものを選んでくださいね。
おすすめテキスト
私から一言
ユン