- どのくらい大変?
- 合格してわかったこと
- どうやって合格したの?
簿記1級に挑戦しようとしている人に向けて、覚悟が決まる記事になります。
私は、簿記1級に苦労のすえ合格しました。
現役経理の私が経験をお話します!

さきに一言
ユン
これから勉強する人を絶望させてしまったらごめんなさい。
ですが、天才ではない一般人の私が1級に挑戦したらどうなったのか。
苦労して合格したからこそ伝えられることをお届けします!
日商簿記1級を3年かけて合格した話

合格までの状況
講座:資格の大原
費用:約35万円←訳あって2回分
勉強時間:700時間くらい
勉強期間:3年(実質2年)
試験の挑戦回数:2回
大学生時代(学習開始)
勉強当時は大学生でした。
簿記2級に一発で受かったあと、大原の簿記1級の講座に通いました。
在学中に簿記1級の試験に挑戦するも不合格。。
時間がたくさんあるからって合格できるものではありませんでした。
原因はモチベーションの低下です。
簿記2級と違うところ
- 難易度が格段に上がる
- 勉強期間が長い
私が選んだ大原の講座は約1年かけて勉強するものでした。
だんだん勉強が嫌になってしまい自主的に勉強しなくなってしまいました。
簿記1級に合格しないまま大学を卒業
なんと就職の道を捨てました
フリーター時代(学習中断)
そう。気づけばフリーターです。
実はここで簿記1級の挑戦を一旦やめてしまいます。
事情は本記事から脱線してしまうので詳しく書きませんが、とにかくお金が必要になってしまったからです。
1年高収入の仕事をしてとにかく稼ぐことに専念しました。
この先の挑戦のためにも。。
まだ私は諦めていませんでした。
簿記1級の挑戦を休止してから1年後
今度はなんと、フリーターを辞めました
無職時代(学習再開)
簿記1級に再挑戦するためにフリーターをやめて無職になります。
この時、すでに大学卒業後1年が経過した状態。
簿記1級にまた最初から通い始める事を決意します。
ただ、再挑戦だからといってフレッシュな気持ちだったかというと、そんなことはありません。
やっぱり途中で心は死にました。
ただ、勉強だけは続けました。
「それはなぜか」
簿記1級を諦めることだけは嫌だったからです。ただそれだけ。
就職をせずにあえてフリーターの道に進んだ意地が勉強を続けさせました。
無職になって1年後
やっとの思いで合格できました

ちょっと疑問
ユン
「簿記1級にそこまでする価値があるのか」
正直なところ、人によると思います。
私の場合ですが、結果から言うと死ぬ思いで簿記1級をとって正解でした。
簿記1級の使い方によってはそれほどの価値がちゃんとあります。
悩まされたこと
学習期間中はこんな悩みがありました。
①ストレス
②腰痛
③家族から超心配される
悩み① ストレス
簿記1級に挑戦するということは「欲」との戦いを意味します。
遊びたい盛りの大学生ということもありました。
とにかくいろんな欲求を抑え込んで勉強に集中しなければいけません。
それがストレスの原因でした。
ストレスが完全に解消される方法はわかっていました。
それは簿記1級に合格すること
悩み② 腰痛
ストレスから腰痛を発症。
座っているだけで痛みがはしる状態でした。
とうぜん勉強に集中できません。
これも治し方はわかっていました。
それは簿記1級に合格すること
悩み③ 家族から超心配される
大学卒業後、就職しなかったわけですから、それはもうかなり家族から心配されます。
1年後→フリーター
さらに1年後→無職
ですからね。心配されて当たり前です。
ただ、自分自身は心配していませんでした。
「簿記1級は絶対に合格する!」
「それにいつだって働ける!」
そんなふうに思っていたからです。
ただ、周りから見たらヤバいヤツにしか映らなかったことでしょう・・・w
解決策はわかっていました。
それは簿記1級に・・・
考えが甘かった。甘すぎた!
私は簿記1級を軽く考えていました。
簿記2級に一発で受かったからって1級が楽勝なわけじゃなかったんです。
簿記1級の勉強目安は半年~1年です。
それなのに合格率はたったの10%しかありません。
私みたいに苦労する人が9割もいるわけですからね。
これから受ける人は覚悟をもって挑んだ方が良いということです。

ここまでのまとめ
ユン
ここまでが「死ぬ思いで勉強した話」でした。
意欲十分だったのに、くじけてしまった人がいたらすみません。
ただ簿記1級は合格してしまえばこっちのものです!
ここからは合格してわかったことを次のパートで書いていきますよ!
日商簿記1級に合格してわかったこと
簿記1級に合格したからこそわかったことがあります。
簿記1級を目指す人、上位資格を目指す人には興味深い内容になります。
やってはいけない勉強をしていた
私は最初の1年、やってはいけない勉強をしていました。
それは、音楽を聴きながら勉強していたこと。
勉強しながらの音楽は良い、悪いで賛否両論あります。
私の経験上、音楽を聴きながらは100%悪です。
無意識に曲が頭をめぐってしまい理解度が落ちるからです。
勉強の苦痛は音楽によってたしかに軽減されます。
音楽聴きながらでも流れで問題は解けました。
ただ、記憶の定着につながりませんでした。
このことに気づけず1年目は落ちました。
音楽を聴かずに勉強したところ、理解が深まって記憶にも定着しました。
「合格できたのは音楽を聴かずに勉強したから」と言って間違いありません。
会計士、税理士はすごい
私が思ったことは「会計士、税理士はすごい」ということ。
小学生みたいな感想ですけど本音です。
勉強時間を見比べてもらえれば一目瞭然です。
勉強時間の目安
日商簿記1級:500~600時間
会計士、税理士:3500~4000時間
7倍くらい違います。
簿記1級レベルの難易度を7倍も時間かけてやらなければいけないわけですからね…
世の中の会計士、税理士は同じ人間ですかと思ってしまうほど。
どおりでみんな目の奥に闇が
日商簿記1級を取って良かった?
「苦労して取る価値あるの?」ってところが、一番聞いてみたいところですよね。
ここについては間違いなく「苦労して取ってよかった!」と断言できます。
私の場合、大学卒業後2年の空白ができたあとの合格です。
その空白の2年を巻き返せないと簿記1級を取った意味がないわけです。
そして簿記1級には巻き返せる力があります。
少なくとも収入面では巻き返せることに成功しました。
会計士や税理士のような上級資格だったらもっと巻き返しが強いことでしょう。
≫ 参考:リアル年収を大公開!簿記1級の経理が中小企業で10年働いた結果
日商簿記1級に合格して得たもの
合格後に得たものはたくさんあります。
仕事、環境、自信などもそうですが、今回のテーマである「資格」にそった話をすると
「資格の合格のコツ」を手に入れました。
簿記1級合格後は「今後一切勉強なんかするもんか!」って心に誓いました。
ですが、人間ってその思いを忘れてしまうもんなんですね…
その後、FP(ファイナンシャルプランナー)と宅建士を取っています。
簿記1級に比べたら圧倒的にラクでした。
ざっくりとしたコツを言うと、勉強に強弱をつけることです。
学習範囲を全部完璧にするのではなく、自分の不得意な部分は思い切って捨てたりします。
そうすると、勉強を省エネで済ませられるようになって、短い時間でも合格できるようになるわけです。
これは簿記1級じゃなくても、資格を何か1つでも取れば感覚がつかめるものだと思います。
私の場合はたまたま簿記1級だっただけです。
そもそも勉強量が他の資格と違うってこともありますけどね。
難関資格も覚悟があれば合格できる

私は簿記を甘く見ていたので、手こずる結果になってしまいました。
ある程度覚悟できた皆さんなら、あっさりクリアしてしまうのかもしれません。
簿記で大事なのは継続する心ですからね。
簿記1級、会計士、税理士など、皆さんはどこまで欲しいですか?
「クレアール」なら上位資格までいろんな資格が用意されています。
無料の資料請求があるのでお気軽にご覧ください。
上位資格のメリットとか読んでるだけでもモチベーションアップしますよ!
簿記1級のここが知りたい!
ねっこ