- 簿記を上達させたい
- 簿記をサクサク解きたい
簿記が慣れないうちは1つの問題を解くのがやっとです。
そこで今回は、簿記3級と2級を目指す人に向けて上達方法をお届けします!
今回のテーマ
- 簿記を上達する5つの方法
- 初心者向けテクニック
私は簿記1級を取得しています。
3級、2級は過去に通ってきた級なので経験をもとにアドバイスをします。
簿記を上達する5つの方法
簿記3級と2級の勉強方法は似ています。
この上達方法を知ることで初心者から2級まで対応できます!
できていないところがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
簿記上達① とにかく仕訳が大切
簿記3級も2級も「仕訳ができないと合格できない」と言ってもいいくらい仕訳は大切です。
なぜなら、仕訳は必ず出題されるからです。
もっと言えば、2級は仕訳ができないと精算表など大きな範囲を取り逃してしまいます。
裏を返すと、仕訳さえできれば得点を伸ばすチャンスがたくさんあります!
このように仕訳というのは、合格するには必須項目です。
中途半端にしたまま試験に挑むのだけはないようにしてくださいね。
簿記上達② 過去問が大切
簿記3級、2級ともに過去問は大切です!
過去問から試験対策ができるからです。
ここについてはエピソードがあります。
私と友人は同じ時期に簿記2級を勉強していました。
私:過去問を2年分解いた
友人:過去問は解かなかった
結果→私は合格で、友人は不合格でした。
合否の決定的な違いは過去問にあります。
過去の出題と同じ解き方が必要な問題が出たのを私は見逃しませんでした。
次の試験の前に、私から友人へ「過去問解けば受かるよ」とアドバイス。
すると友人は無事に合格できました。
余談
「資格はどれも過去問が大切なのでは?」というと意外なことに、そんなことはありません。
簿記1級は過去問の重要度はかなり低めです。というより、ムダな部類です。
同じ簿記なのにずいぶん違いますよね。
簿記上達③ 一人だけに聞かない
簿記でわからないところがあったら、なるべく多くの人に聞けた方が良いということです。
わからないところが一発解決できれば問題ありません。
問題なのは、教えてもらったけど解決できない時です。
私も経験あることですが、簿記の講師に聞いても解決できない問題がありました。
そこで、いろんな人に聞いたり、調べたりしてやっと納得できたことがあります。
そこでわかったことは、簿記は人によって教え方やアプローチが違うということ。
「周りに教えてくれる人がいない」という場合、頼りになる方法は次のとおり
解決方法
- 講師に聞く
- 得意な人に聞く
- ネットで検索する
- いろんな教材を読む
納得できない問題があったらこれらの方法を試してみてください。
簿記上達④ 3級を諦める
簿記3級を勉強中の人が簿記を上達するには・・・3級を諦めることです。
「急にどうした!?」ってなると思います。
具体的には「3級を諦めて2級に進みましょう」ということです。
簿記3級のみが取得希望であれば引き続き3級を頑張ってもらいたいです!
もし、2級を目指しているなら3級勉強中でもOKなので2級を視野に入れるべきです。
「まだ3級なのに?」と思うかもしれませんが理由があります。
簿記3級は学習範囲がとても狭いからです。
学習範囲が狭いと、簿記全体の仕組みが見えてこないので理解しにくいものになってしまいます。
私は簿記全体の流れが読みきれず3級ではとても苦労しました。
3級合格せずに2級に進んだところ、みるみる簿記が理解できるようになりました。
結果、あっさり2級を合格することになります。
この詳しい解説は別記事で紹介しているので、2級に少しでも興味あればのぞいてみてください。
特に3級がつまらないと思っている人にとっては驚きですよ。
≫ 参考:日商簿記3級は不要!3級に落ちても2級に進んでOK【経験あり】
簿記上達⑤ テクニックを覚える
簿記にはテクニックで解答できるところが多くあります。
特に2級はテクニックが多めで、商業簿記・工業簿記ともに合格の助けになります。
このテクニックは独学用のテキストにも書かれていますが不十分です。
テキストじたい小さなものが多く、ページ数も限られているので、ざっくりしか書かれていないからです。
その点、講座を受けるとテクニックをたくさん教えてくれます。
合格率を各社競い合っていることもあるので、わかりやすく解説してくれます。
簿記を独学で学ぼうとする人はあまり多くないと思いますが、講座に通うとやはりちょっとした出費になります。
そこで、価格が抑えめな通信講座をおすすめしています。
余談
これは良いのか悪いのか。
講座で教えてくれる簿記のテクニックは、問題内容がわからなくても正解できてしまったりします。
理解できなくても正解できちゃうって恐ろしいですねw
初心者向けのテクニック
簿記を素早く解答するための小さなテクニックを紹介します!
実践していない人はやってみてください。
勘定科目を省略
簿記の勉強で勘定科目を書く場面ってたくさんありますよね。
そんな時、省略させていますか?
勘定科目を書くのに慣れてきたら省略してスピードアップさせましょう。
省略のさせ方は人それぞれですが、私はこんなふうにしています。
省略例
現金 → G
普通預金 → Y
売掛金 → u×
買掛金 → k×
減価償却累計額 → 累
自分なりの省略を見つけると計算用紙が暗号文みたいになって面白いですよ!
(面白いと思うのは私だけ?)
下三桁を省略
大きな数字を書く機会が多いのでこれも省略しちゃいましょう。
私の省略例を先に紹介します。
省略例
1,000 → 1k
1,000,000 → 1m
「k」「m」は、ネットゲームでよく使われる表記です。
単位はキロ、メガなどITの単位ですね。
パチンコなどでも「k」は使うと聞いたことがあります。
その他によく見かけるのは「千」ですね。
こちらの方がIT、ネトゲオタクっぽくなくてオーソドックスです。
当たり前ですが、簿記の試験ではちゃんと表記してくださいね
実務では?
省略方法は自分の好きなように書いてOKです。
ただ、実務で人に見せることを想定するなら「千」を使った方が良いかもしれません。
決算書を見ると「千円」もしくは大企業では「百万円」で省略されています。
ただ、実務では数字をパソコンで打つことが多いです。
手書きの省略は自分しか見ることがないので、やはり好きに書いて良いと思います。
(私は仕事でも気にせず「k」「m」を使っていますけどw)
おまけ:音楽聴きながら勉強しない方が良い?
これはもしかしたら、男性と女性で脳の使われ方が違うようなので、全員に当てはまることではないのかもしれません。
特に男性は、簿記を上達させたいなら音楽を聴きながらの勉強はおすすめしません。
これは私が経験したことで、音楽を聴きながらでも問題は解けます。
ただ流れ作業で解答できてしまっているだけで、記憶の定着にはなっていませんでした。
音楽があった方が勉強が続きそうですが、できれば音楽なしでの勉強がおすすめです。
女性は声や音を聞き分ける能力があると言われています。
このように能力が高ければ音楽あっても勉強できてしまうのかもしれません。
私もそれだけ優秀だったら良かったのにな…と思うばかり。
もし音楽を聴いていて進みが悪いなと感じたら、音楽なしで切り替えて勉強してみてくださいね。
理解度がぐっと変わるかもしれませんよ!
簿記勉強中
悩み猫