

簿記2級・3級を勉強するのに絶対に知っておくべき内容をわかりやすく作りました!
私は今でこそ日商簿記1級を取得していますが、2級に合格してもまだ貸借対照表と損益計算書が理解しきれていませんでした。
私のようになってほしくないからこそ、簿記を勉強する人に向けて早めに知っておいてほしいことを伝えます。
本記事で得られること
- 簿記が簡単に思える
- 簿記の理解度が上がる
- 簿記の勉強がスムーズになる
この記事の後半は簿記3級の簡単な仕訳ができる人に向けて書いています。
初心者さんはわかるところまでご覧ください。
そして、仕訳ができるようになってから、もう一度見てもらえると理解が深まります。
この記事に出会えてよかったと思われるように初心者さんにもわかりやすく解説をします。
貸借対照表と損益計算書を図でわかりやすく解説


【貸借対照表をわかりやすく説明】
貸借対照表(略称 B/S)
「資産」「負債」「純資産(資本)」で構成されている。
お金になる物がどれくらいあるかを示す表
ここが大事⇒毎年継続するデータ
【損益計算書をわかりやすく説明】
損益計算書(略称 P/L)
「収益」「費用」で構成されている。
黒字なのか赤字なのか見てすぐわかる表
ここが大事⇒1年で使い捨てるデータ
大事なことなのでもう1度言います!
貸借対照表は毎年継続するデータです。
皆さんの銀行に預けているお金は1年が終わったからってリセットされませんよね?
お金がどれくらいあるかを示す表なので毎年引き継ぎます。
損益計算書は1年で使い捨ててしまうデータです。
給料を毎月もらっても1年間で区切って計算することが多いですよね?
「年末調整」とか「確定申告」が1年で区切る代表例です。
それは会社でも同じで、1年たったら翌年は成績が0からスタートされます。
会社の1年間の成績表だと思ってください。
私はこの事実がはっきりしておらず、長い間苦しむことになりました。
なのでまだ理解していない方はここで覚えてしまいましょう!
解説貸借対照表と損益計算書を仕訳で解説




具体的にどのような数字が入るのかを知ることで、簿記2級にも対応できる知識が手にはいります。
ここからは簿記3級の仕訳がわかる人に向けて解説をします。
簡単な仕訳しか出てこないので安心してください。
ステップ① 4つ仕訳をしてみよう!
メロン専門店を開業したとしましょう。
これから簡単な4つの仕訳を出します。
①事業資金として現金50(万円)を資本金にした。
現金50 資本金50
②銀行からお金を40(万円)借りて預金口座に入れた。
普通預金40 借入金40
③農家からメロンを1つ20(万円)で仕入れて現金で支払った。
仕入20 現金20
④メロンを1つ30(万円)で掛け売りした。
売掛金30 売上30
※数字の桁が大きくなるとわかりにくいのであえて万円の単位を省略しています。
仕訳お疲れ様でした!
次はこの4つの仕訳を表に当てはめてみます。
ステップ② 表に当てはめてみよう
メロン専門店の商売はこの1年で利益が出て、自分のお金が10(万円)増えたことを意味します。
貸借対照表はこのとおり左右の合計数字が常に一致します。
ポイント
貸借(右と左の合計額)が一致するから「貸借対照表」
商売の損益を計算するから「損益計算書」
まとめ



今回伝えたかった内容
【貸借対照表】
- 毎年継続するデータ
- 貸借(左右)の額は一致する
【損益計算書】
- 1年で使い捨てるデータ
- 損益の差額が純資産の数字に影響する
ここがわかるようになれば簿記全体が理解しやすくなります。
忘れちゃったらまた見にきてくださいね!
今だからこそ言える恥ずかしい話
経理職